レッスン科目:作詞
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50分×1回受講できるコース
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月額(税込)¥6,600
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※初回無料時に、環境確認と目指す方向性を確認させていただきます
※3ヶ月強化コースは1曲仕上げるのを目標としておりますが
開始時の状況にかかわらず5回受講で終了となります
1回(税込)¥27,500
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可能な格安レッスンコース
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月額(税込)¥33,000
受講者の都合で受け放題に
予約できる月極コース
※起算日より1ヶ月以内でご受講お願いいたします
※ご予約は2回分までですが、期間内なら何度でも可能です
月額(税込)¥44,000
講師からのコメント
これまで、(お名前は守秘義務により明かせませんが)様々なプロのアーティストの方々に作詞レッスンを行ってきました。その中で、「表現したいことはあるんだけどそれを上手く歌詞にできない」「ありきたりの言葉になってしまって表現に深みが出せない」そんな悩みを数多く聞いてきました。
「上手く歌詞に出来ない」のも「ありきたりの言葉」になってしまうのも、実は、大多数の人が漠然としたイメージのままで歌詞を書き進めてしまっていることに原因があります。いわゆる「歌詞っぽいもの」というのが世の中には溢れています。曲を聴いていて「この歌詞なんのこと歌ってんのかよく分かんないな」「歌詞ってよく分からないものだからしょうがないよね」という印象に終始してしまう場合、それは120%作詞家のせいです。作詞家というのは、最もプロが少ない職業だと思っています。それは、日本語さえ書くことが出来れば誰でもなれるがゆえです。
このレッスンでは、表現の様々な技術やレトリック、論理構成等についても当然レクチャーしますが、まず大前提として「徹底的に考える」という忍耐力を要求します。それはつまり、「安易に歌詞っぽいフレーズに逃げない」ということです。その苦しみから逃げて「それっぽいフレーズ」に頼ってしまうから、ありがちな表面的「ザ・イメージ歌詞」に終始してしまう。そんな、漠然としたイメージにただただ翻弄されているだけの歌詞をよく見かけます。
例えば、道端で見た花の美しさに感動し、それを言葉にしようとしたとき。それを安易に「美しい花」という言葉にした途端、そのイメージが孕んでいた惑乱的な詩興はこぼれ落ちてゆき、ただの「美しい花」という無表情の死んだ客体が浮かび上がってくる。つまり、言葉というものは、表現の「手段」であると同時に「障害」でもあるということを知るべきだということです。その心象風景が言葉というものを纏う過程でこぼれ落ちていきそうになるものを、なんとか掬い上げ、紡いでゆく。当然、その作業工程には果てのない忍耐力が要求されることは容易に想像出来るかと思います。そのために必要な考え方や技法を一緒に磨いていきます。
作家に必要な能力は「体験を体験たらしめる能力である」というのは三島由紀夫の言葉ですが、これは作詞家においても同様のことが言えるかと思います。決して作詞家だけに特別な世界が見えている訳ではなく、誰もが見ている同じ日常を見ています。その中で、そこに物語を与えていく。例えるなら、ほとんどの人にはただの無秩序な星の羅列にしか見えていない夜空に、天秤やオリオンというストーリーを紡いで現前化させていくようなものです。そのために必要なのは「世界の区切り方を知る」ということだと思います。何を日常から切り取り、それをどう繋ぎ、何を描くか。その工程を、インタラクティブなやりとりの中で研ぎ澄ませていきます。
考えることはとても苦しいです。「これで正しいのか?」と正解も見えず走り続けるのはさらに苦しいです。「本気で良い作詞家になりたい」と思っている人のための道案内人 ウェルギリウス的存在になれればと思っています。「採用されやすい歌詞の書き方」的な安易なルートを案内するつもりは一切ありません。一緒にとことん地獄巡りしましょう。